ビルを殺れ!

さあ皆、ここが地獄の一丁目さ!ワーオ!ここには君の求めているものは1つもない!きっとロクな死に方しないな!映画でも見て元気出せよきっといい死に方するぜ

道化死てるぜ!

原題/STITCHES

公開/2013

 

 

『IT』のリメイクが決定したり、『クラウン』や『ポルターガイスト』のリメイクが公開されたりと近年地味に流行っているピエロが登場するホラー映画。

 

今回はその中でも一度聞いたら忘れられないタイトル、その名もズバリ『道化死てるぜ!』を紹介。

 

 


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※読み方は『どうかしてるぜ!』でも『どうけしてるぜ!』でもお好きな方をどうぞ。

 

※注意※

今回の画像はグロテスクな表現を含みます。

 

 

これを見ようと思った理由は実に単純でブラマヨ吉田のギャグが好きだからです。

 

 

あらすじ

クソガキにクソ殺されたクソピエロがクソ復活!

笑えないジョークで殺しまくれ!

 

 

 

実は本作を見る前はちゃんとしたホラー映画だと思っていた。

 

 

しかし冒頭、子どもの誕生日にお呼ばれしたピエロが、

 


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こんな感じでサクッと死ぬ。

 

そして間髪入れず

 


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返り血ブッシャー!ふなっしぃー!!

 

 

ここで気付いた。

 

「これコメディじゃねーか!!」

 

 

そう、本作はれっきとしたホラーコメディである。

 

 

そこでふっと肩の荷が降りた気がして楽~に見れるのである。

 

しかしそこはR18作品。グロ描写は中々。

 

 

といっても

 




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こんなんとか(手に持ってるのはチ○コ)

 

 


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こんなんばっかだ。

でもそこは低予算映画、この後頭が吹き飛ぶシーンは1981年公開の『スキャナーズ』の方が200倍すごい。

まあその安っぽさがこの映画の魅力でもあるわけだが。

 

 

こんな感じでグロ描写にはなかなか思考を凝らしていて好感が持てる。

 

 

ストーリーに関してはあってないようなもの。

あらすじでも書いたがクソガキに殺されたピエロが復讐に来るという至極シンプルなものだ。

 

 

その復活にも大それた理由があるわけでもなく、“ピエロ儀式を行ったから”

なんじゃそら、と言われそうだが俺だってわかんねえよちくしよう。

 

 

ストーリーはあってないようなもの。

残虐ピエロが面白おかしくガキどもを殺していく様を楽しめばいいのである。

 

 

 

 

この映画で一貫しているのは「笑えないジョークで殺す」というもの。

本来道化を演じて人を笑わせる存在であるピエロだが本作では一切の笑いを封じている。その設定を忠実に守っているのは好感が持てる。

たまに自分で決めた設定なのに辻褄が合わなくなって無視しちゃうホラー映画とかあるからね。

でもやっぱり見てる人は笑っちゃうんだからそこは上手い。

 

 

 

人が面白おかしく死ぬと言えばやはり『ファイナルデスティネーション』シリーズの右に出る作品はないが、この作品もなかなか。そして上映時間が87分と短めでサクッと見れるので暇な時間に見るにはもってこいである。

 

 

ちょっと真面目なレビューをしてみるが、本作のようなストーリー展開を“モラルテール”という。直訳すると道徳的物語。

本作のピエロは主人公のクソガキの誕生日を盛り上げるために呼ばれた(クオリティはお察し)のだがそこでクソガキどもにボロクソ言われてあげくの果てにイタズラが過ぎて殺される。

 

ちょっと考えてみるとなんとも不憫な話ではないか?

 

誕生日を盛り上げるためにわざわざ来たのに(何度も言うがクオリティは酷い)誹謗中傷罵詈雑言の雨嵐。

もしそれが自分ならどうだろうか?

そんなクソガキども殺してやろうと思わないか?

少なくとも私は冒頭を見る限りではピエロが可哀想で仕方がなかった。

 

殺した相手が甦って復讐に来る。

悪いことをしたら自分にそれが返ってくる。

 

これって冷静に考えれば当然の報いなのでは?

 

実はホラー映画にはこういった道徳的な展開が少なくない。

単純に主人公たちに感情移入しないで誰が本当に悪いか冷静に考えてみるのもホラー映画の楽しみ方である。

おすすめはサム・ライミ監督の『スペル』だ。

そのレビューはのちほど...

 

 

 

本作は友達と集まってゲラゲラ笑ってみるか一人で見て鼻で笑うかは好みの問題だ。

 

 

グロ★★★☆☆

笑い★★★☆☆

クソガキ★★★★☆

ピエロ全然被害者じゃん★★★★★

総合評価/55点